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コラム記事
2022.03.01

『女性が快調なのは1ヶ月に10日だけ?女性の周期とココロの関係』

「生理痛(月経困難症)」という言葉は現代において男性にも聞き馴染みのある言葉になりました。
しかし、生理期間だけではなく、そもそも女性は一ヶ月のうちに快適な期間が10日間ほどしかありません。
生理期間とは別に女性にとって大変な時期があることを知っていますか?


女性には、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という大きく2つの女性ホルモンのバランスによって、生理→卵胞期→排卵→黄体期という周期があります。
今日は肌の調子が良い。という日はエ ストロゲンの分泌が増える卵胞期で、いわゆる快適な期間です。
生理中はそのエストロゲンが減り、また生理前は黄体期と言われ「プロゲステロン」というホルモンの分泌が増加します。

《プロゲステロンの上昇によって起こること》
・基礎体温上昇により、いつもより暑かったり火照ったりする。
・おりものの変化
・乳房が張り、痛みを伴う場合もある
・水分を溜め込みやすいため、むくみやすい
・感情の変化

これらの症状を主に生理前症候群(PMS)といい、私生活に支障をきたすことがあります。
また、 PMSより重いPMDD(月経前不快気分障害)という症状を患う人もいます。
しかし、この黄体期は妊娠においてとても重要な期間であり、月経・排卵・黄体期がきちんとあることが大切です。

体温が上昇するなど女性にとって負担のある生理前の症状が、毎月子宮で妊娠の準備をしているということなのです。PMSやPMDDについて明確な原因は諸説あり、未だわかっていません。
社会的なバランスを保つためには、男女双方がお互いの体の仕組みを理解することが必要です。

なるべくPMSの負担を抑えるためにできること

・規則正しい生活リズム
・十分な睡眠・適度な運動
・コーヒーやアルコール、塩分は減量するようにする。
・ビタミンやミネラルをバランスよく摂取する。
・カルシウム・マグネシウム・ビタミンB6を食事に取り入れる。

など自分で意識するだけでできることもあります。
自分の体調は自分にしかわからないからこそ大切にしていきましょう。

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