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コラム記事
2023.03.01

『PMDDってなに?』

生理前の心や体の不調をPMS(月経前症候群)といいます。
PMSの中でも、特に心の不調が著しく、日常生活や社会生活に支障を来たしているような状態をPMDD(月経前不快気分障害)と呼びます。

このPMDDは、DSM-5 (アメリカ精神医学会が出版している精神疾患の診断基準・診断分類のこと)では、
「抑うつ障害群」の疾患の一つとされています。症状は、普段はうつ症状のない方が、生理が始まる数日前から憂うつな気分、不安や緊張、情緒不安定、怒り、イライラといった日常生活に支障をきたす程の重い精神的な不調です。

PMDDの原因は、はっきりとは分かっていませんが、生理周期によっておこる正常なホルモンバランスの変化に、敏感に身体や精神面が変化して、異常に反応して強い症状を呈してしまうことによるといわれます。

PMDDは、適切に治療することで症状を軽減することができます。
症状に合わせた対症療法や低用量ピルによる治療、漢方薬による治療、抗うつ薬による治療など自分の状態に合った方法を見つけるためにも、気になる症状がある方は気軽に医療機関に相談してみることをおすすめします。

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