2023年7月5日に行われた「第16回 Femtech(フェムテック)振興議員連盟総会」に事務局ならびにアンバサダーが出席いたしました。

議題は「男女の更年期における健康課題が職場でのパフォーマンスに及ぼす影響等について」

冒頭に会長の野田聖子議員がご挨拶と議題について以下のように述べられました。

フェムテックというワードが浸透しつつある反面、国として定義が定まっておらずルールがない。国民が迷わないように取り組んでいきたい。

続いて、事務局長の宮路拓馬議員もご意見を述べられました。

これまで議員連盟ではメディカルベースで議論してきたが、フェムテックという言葉を広めるため枠にはめてこなかった。しかし、健全なマーケットを作るためには消費者の信頼を得られるよう進めたい。

議題に関しては、昭和大学医学部准教授・公益社団法人女性の健康とメノポーズ協会理事　有馬牧子様にご講演いただきました。

１．更年期症状が仕事のパフォーマンスに与える影響や経済について
２．仕事のパフォーマンスを落とさないようにするためには
３．Well-beingな社会・職場の仕組みを作るには

更年期は男女ともに40代半ば〜50代半ばの10年間の時期に起こる。日本の人口の50％が50歳以上であることから更年期症状が社会に及ぼす影響は大きい。男女でメカニズムは異なるが、身体症状・精神症状の共通部分は多く、約1割が離職を経験し、検討も合わせると2割にまで上る。離職を回避してAngel Cycleを作るには

１．更年期症状の正しい知識や施策の普及
２．医療アクセスの強化
３．ホルモン教育の必要性
４．男女共通の社会課題と捉える

以上のことなどをお話しいただき、我々、フェムテック事業推進協議会でも『更年期』リテラシーの向上、またホルモン教育を普及させるために何ができるかを考えるきっかけとなりました。